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メタマスク(Metamask)のリボーク(revoke)方法 接続解除との違いを解説

Revoke(リボーク)とは?

Revoke(リボーク)とは、ウォレットの接続先から、承認を取り消しすることです。

よくSetApprovalForAllという言葉を耳にしませんか?

SetApprovalForAllとは『すべてに承認を与える』ことなんです。

これをすると、すべての資産の移動を許可(承認)した状態になってしまいます。

そのため、資産の移動や売却が可能、

つまり”資産の抜き放題”状態なわけです。

承認した相手が信頼できるプロジェクトや組織なら問題ないですが、

危険な状態であることには変わりないんです。

なので定期的にこの状態を取り消し・リセットすることで

資産を抜かれる状態をなくし、被害に遭うリスクを減らし、自分の資産を守れるわけです。

この”取り消し・リセット”する操作をリボーク(Revoke:取り消す)と呼びます。

メタマスクのボタンで操作するのではなく、専用のサイトにアクセスしてウォレットを繋げて操作するのがポイントです。

メタマスク内を探してもリボークするボタンはないのでご注意ください。

「リボーク」と似たことばで

「接続解除」があります。

操作の実態ガス代
リボークイーサリアム等のプログラム上、許可している承認を切る(上書きする)操作かかる
接続解除ウェブサイト上のウォレットの接続を切る(ログアウト)操作かからない

つまりきちんとリボークするためには、ガス代を支払う必要があります。

リボークできたと思っていてもガス代を支払っていなければ、それは接続解除をしているだけかもしれませんよ。混同しないように注意しましょう。

リボークを定期的に行うことで防御力が高まります。

逆にしないと、思わぬところで被害にあいかねません。

NFTや暗号資産(仮想通貨)を触るえうで必須のテクニックになるのでこの機会に身につけましょう!

覚えてしまえば1〜2分で終わるので簡単ですよ。

今回は2通りのリボークのやりかたをご紹介します。

いずれもサイトにアクセスすれば

登録不要で無料つかえます。

ガス代はかかりますが少額です。

Etherscan・Polygonscan・BSCScan【その1】

  • 公式サイトにアクセス
  • ウォレットを接続
  • Revoke実行

公式サイトにアクセス

Etherscan

Polygonscan

BSCScan

こちらは公式サイトです。いつでも使えるようにブックマークしておくと便利ですよ。

1つめは、「Etherscan・Polygonscan・BSCScan・」を使ってRevoke(リボーク)するやり方です。

ポリゴンチェーン、バイナンスチェーン、イーサリアムチェーンごとにサイトがあるので

リボークしたいチェーンでアクセスするサイトを変えます。

基本的な操作は同じです。

今回はイーサリアムチェンをリボークするためEtherscanをつかいます。

公式サイトにアクセス。

右上の『More』をクリック。

『Token Approvals 』をクリック。

ウォレットを接続

ウォレットアドレスをはりつけ。

虫眼鏡マークをクリック。

赤色マーク『Connect to Web3』をクリック←忘れがちなので注意

ミドリ色マーク『Connected-Web3 [アドレス]』の表示がされているか確認。

(これになっていない場合は手順をひとつ戻ってください)

見たいERC規格をタブで切り替えます。(ちょっと小さいので見にくいですよね)

リボークしたいトランザクション(取引履歴)を探して、

右の『Revoke』をクリック。

豆知識【用語解説】

ERC20:暗号資産(仮想通貨)などのトークン用の規格

ERC721:NFTの王道の規格(同じ画像でもNFTをばらばらに扱う規格)

ERC1155:NFT規格の一種(Openseaで同じ画像のNFTで左上に x100などと表記される形式のもの)

リボーク(Revoke)を実行

『Revoke』をクリック。

『確認』をクリック。

Openseaで売買したり、ミントするときみたいに

リボークするときはガス代がかかります。

(ガス代が高いときに作業してしまいましたが、通常はかなり安いです。)

トランザクション(取引履歴)が消えているのを確認したらおわりです。

(ページを再読み込みしたほうがよいかも。)

お疲れ様でした。

バイナンスチェーンやポリゴンチェーンでも操作は同じです。

もし、これらのチェーンをお使いでしたら、サイトを変えてリボークしてみてくださいね。

 

Revoke.cash【その2】

こちらはネットワークをボタンで切り替えれば良いのでひとつのサイトで複数のネットワークのリボークができるので便利です。

基本的な操作はEtherscanと同じです。

  • 公式サイトにアクセス
  • ウォレットを接続
  • Revoke実行

の流れです。 詳しくみていきましょう。

公式サイトにアクセス

Revoke.cash >>

公式サイトにアクセス。

『Connect Wallet』をクリック。

ウォレットを接続

メタマスクを選択→接続。

リボーク(Revoke)を実行

リボークしたいトランザクションを見つけて『Revoke』をクリック。

ガス代の画面に推移します。確認ボタンを押して完了です。

念のため、再度公式サイトを読み込みなしてきちんとRevokeが消えているか確認しましょう。

その他のサイト【その3】

上記の2つ以外にも下記のサイトでリボークすることができます。

ご自身の使いやすいサイトを見つけてもよいかもしれません。

いずれも無料で使えます。ガス代がかかります。

BscScanバイナンスチェーン
Cointool複数のチェーン
Unrekt複数のチェーン

スマホでリーボーク(Revoke)

これまでパソコンでのリボークの操作方法を解説してきました。

もちろんスマホのメタマスクでもリボークすることができます。

操作の内容はパソコンと同じです。

Safariなどで公式サイトにアクセス

以下のサイトから使いやすいものを選びましょう。

Etherscan

Polygonscan

BSCScan

Revoke.cash 

アドレスをコピー。

メタマスク(Metamask)のブラウザを開ける

スマホのメタマスクをひらく。

右下のタブで『ブラウザ』をタップ。

検索窓にコピーしてきた公式サイトのアドレスを貼り付ける。

ウォレット接続

右上の『三』ボタンをタップ。

『More』をタップ。

『Token Approvals』をタップ。

アドレス入力ランにウォレットアドレスを貼り付ける。

『虫眼鏡』マークをタップ。

赤色マーク『Connect to Web3』をタップ。

ミドリ色マーク『Connected - Web3』になっているのを確認。

リボーク(Revoke)を実行

ERC20、ERC721、ERC1155

のタブを切り替えながらリボークするトランザクションを見つけます。

見つけたら右の『Revoke』をタップ。

ガス代の見積もり画面に推移して進みます。

リボークが終わったら、きちんとリボークできているか確認しましょう。

完了です。お疲れ様でした。

まとめ

リボーク(Revoke)を習得することで資産が盗まれたり、ハッキングのリスクを減らすことができます。

防御力が格段に高まったと思います。

より一層NFT、暗号資産(仮想通貨)を楽しめますね!

  • この記事を書いた人

ささまさ

NFTを累計400万円分購入したNFTマニア / 2022年7月から毎日欠かさずNFT情報収集/ ビットコインを8ケタ運用中 / 私の影響で親もクリプト界へ  ※当ブログの仮想通貨は暗号資産を指します。

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