NFTには問題があるのかな?
購入する前に知りたいな。
このような悩みを解決します。
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最近NFTアートが数億円で売買されるニュースが報じられ、世間の視線がNFTに向いています。
こうしたNFT熱をうけて「NFTを買ってみたい!」と思っている方もいるのではないでしょうか?
その一方で、盗作や詐欺といった悪い評判があるのも事実です。
筆者は2022年の7月からNFTを買い始め、累計400万円分のNFTを購入。
ブロックチェーンの勉強、さまざまなプロジェクトを分析研究してきました。
この記事ではNFTアートを売買しているボクが、NFTの問題点とその理由をわかりやすく解説します。
この記事を読むとNFTの問題点を把握でき、もやもやが払拭できるので安心してNFTを買うことができるようになりますよ。
そもそもNFTとは?
NFT(Non Fungible Token)とは「非代替性トークン」であり”コピーできない資産”の意味です。
従来ではデジタルイラストをネット上にアップすると、瞬く間に拡散され、複製されていましたね。
右クリックで簡単にコピーできるよね。
しかも作者が不明で、お金も徴収できない問題がありました。
ブロックチェーンとNFT技術を使いデジタルデータをNFT化すれば
- オリジナル作者が明確
- 複製されない
- 唯一無二の存在を保証
が可能になります。
このようにNFT技術は日々進化しており、さらなる可能性と新しいビジネスチャンスにあふれています。
NFTの問題点やデメリット11個
盗作が多い
NFTの盗作は問題点のひとつです。
NFTはデジタルデータなら静止画、動画問わず基本的には何でもNFTにできます。
そのため、オリジナルデータをコピーして盗作NFTで販売が可能です。
じっさいに、日本でトップを走るCryptoNinjaPartnersにもコピー商品があります。
ぱっと見だと本物と偽物は似ていますが、オリジナルデータを引用してつくっているため、見た目は全く同じです。
- プロジェクト名
- 取引量
- 販売数量
などを確認して真贋を判定しましょう。
また、NFTを購入する際には、公式Discordサイトからアクセスして、盗作のNFTを買わないように意識しましょう。
不正工作、人気を演出できる
NFTは人気あるかのように演出ができます。
NFTで使うウォレットを複数作ることが可能だからです。
この記事でも紹介しているように、メタマスクを複数運用することは簡単です。
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NFTをリリースしたさいに、複数ウォレットで自分でたくさん買えば、たくさんの人から購入されているように見せかけることが可能。
この手法を使えば、
- 取引量
- フロアプライス
- ユニークユーザー数
といったプロジェクト評価の指標を歪めることが可能です。
対策としては、
- コミュニティの存在
- コミュニティの盛り上がりかた
- 実態と各種指標の乖離
をチェックすることで確認できます。
数分のリサーチでわかることなので、確認を怠らないようにしましょう。
永続性がない場合がある
データが半永久的に維持できる点もNFTの魅力です。
NFTはイーサリアムといったブロックチェーンを利用するからです。
しかし、NFTを特定のマーケットプレイスで作成した場合に
- マーケットプレイスが閉鎖
- サーバーダウン
などの問題でNFTデータ(メタデータ)が消失する可能性はあります。
見た目の画像(メタデータ)が消えるだけでブロックチェーンが消えるわけではないよ。
メタデータは復旧できるから安心してね。
これの対策としては、NFTを発行するときに、
分散ストレージ
(IPFS:InterPlanetary File System)
→データを複数のノードに分散させることで、データの永続性とアクセス性を向上させる方法
フルオンチェーン
→メタデータをチェーンに直接書き込む方法
の形式を採用すればリスクを回避できます。
このようなNFTを意識的に選択して買うことでリスク回避できるね。
マネーロンダリングの可能性
NFTがマネーロンダリングに使用される可能性はあります。
理由はNFTは新しい技術であり法整備が追いついていないからです。
NFTは仮想通貨と同様にほんの数秒で世界中のウォレットに資産を移すことが可能。
そのため理論上、不正な資金をNFTに変換し、これを別のウォレットに移動し、NFT売却して合法に現金化にすることでマネーロンダリングが可能です。
用語解説
マネーロンダリング
:違法な手段(例: 薬物取引、詐欺、汚職など)で得られた資金の出所を隠蔽・正当化する過程のことを指す。
インターネットやSNSで闇バイト等の犯罪はあるね。
どんな技術も悪用はされる。あまり気にしなくて大丈夫。
NFTで利用するマーケットがKYC (Know Your Customer) やAML (Anti-Money Laundering) 対策を実施しているか確認すると、犯罪に加担するリスクを減らすことができますよ。
唯一無二を保証できない可能性
NFTはブロックチェーンによりデジタルデータの唯一無二を表現する技術ですが、捉え方によってはこれを保証できない場合があります。
たとえば
- あるイラストをOpenseaというマーケットプレイスでプロジェクトABCとプロジェクトXYZの2つのプロジェクトでNFTにした場合。→どちらがオリジナルか判断できないケースが考えられます。
- あるイラストをOpenseaとRaribleの異なるマーケットプレイスでNFTにした場合。→どちらのNFTがオリジナルか判断できないケースも考えられます。
運営がわざわざ、こんなことをするとは思えないけどね。
プログラミング上はそれぞれ異なるNFTですが、見た目の画像は同じなので、唯一無二を絶対的に保証できない場合が考えられます。
ガス代の高騰(スケーラビリティ)
NFTの売買時にガス代(手数料)が発生します。
ガス代が高騰する理由は、計算能力が低いチェーンを使っているためです。
じつはチェーンの種類(レイヤー1,レイヤー2など)には計算能力に差があります。
NFTで最も有名なイーサリアムはレイヤー1に属し計算速度が遅いため、ネットワークが混雑してたびたびガス代が高騰してしまうのです。
ガス代を節約しよう
ガス代は節約できるよ。
ガス代を節約するためには
- NFT取引のタイミングの調整
- ガス代の上限を調整
することで多少は対応可能です。
アメリカが夜の時間帯にガス代が安くなる傾向あり。
ガス代の確認にはEthereum Gas Tracker がおすすめ。
ガス代高騰解決のために開発者がレイヤー2の開発に動いています。
将来的には使い勝手が良いように改良されるでしょう。
さらに深掘り
ブロックチェーンのトリレンマ
ブロックチェーンは
- スケーラビリティ
- 分散性
- セキュリティ
の3要素で成立していますが、このうちどれか2つを充足すると、のこりの1要素が不足するというものです。
3つの間で板挟みになるのでトリレンマと呼ばれます。
暗号資産の価値の保証や信頼性を確保するため、分散性とセキュリティを優先する必要があり、スケーラビリティが劣後します。
そのため、計算速度が遅くなります。
この問題をレイヤー2で解決しようとしています。
レイヤー2の代表はポリゴンと呼ばれるチェーンですので詳しくはこちらをご覧ください。
ねずみ講やポンジスキームとの指摘
NFTがねずみ講とポンジスキームと指摘されることがあります。
用語解説
ねずみ講
:新しい参加者を招待して利益の一部を以前からの参加者に分配する仕組み。通常、商品やサービスを介在させる。
ポンジスキーム
:初期の投資家への利益を新しい投資家からの資金で支払う形式の詐欺。新しい投資家が常に増加している限りは持続することが可能。通常、金銭で行われる。
NFTアートは売却(転売)されるたびに報酬(ロイヤリティ)として一定の割合をクリエーターに還元する仕組みがあります。
ふつうに考えると至って健全だよ。
しかしロイヤリティ徴収の部分がねずみ講やポンジスキームであると指摘されます。
現在の法律ではNFTの売買ははねずみ講やポンジスキームとは判断されていません。
ロイヤリティの仕組みでクリエーターを中心にした経済圏をつくることが可能。
「売り切り」ではなく「持続的な収益」が確保できるから画期的。
こうした新しいビジネスモデルでクリエーターが活躍しやすくなりコンテンツ・エンタメ産業がさらに豊かになりそうです。
法整備が進むにつれネズミ講やポンジスキームといった指摘は解消できるでしょう。
価格が乱高下する投機性
NFT価格は上げ下げが激しいのが特徴(投機性、スペキュレーション)です。
NFTの価格は100倍になったり、ほとんど価値がなくなるなど価格の変動が大きいです。
これをうけて海外トレーダーはお金の側面だけを見て売買する人が多いため、価格が乱高下します。
ちなみに日本のNFTはガチホ(長期保有)が推奨されるプロジェクトが多いため、比較的価格の上下が緩やかです。
はじめてなら日本のNFTが良さそうだね。
また、少額の余剰資金ではじめましょう。
いきなり高額投資をしてしまうと大きな損失になり可能性があるためです。
さっそくNFTを購入したい方は
こちらの【NFTの購入方法】からどうぞ。
法規制、税制が不十分
NFTは誕生してから日が浅いため日本だけでなく多くの国で、規制が不十分です。
- 取引上のルール、
- 購入者の権利
- 著作権の問題
- 利益・税金計算
の点で、法整備が追いついておらず曖昧な部分が多いのが現状です。
金融庁や消費者庁でNFTやブロックチェーンに関する法整備は進んでいるので、将来的にはしっかりとして枠組みが確立されるでしょう。
保管とセキュリティ
NFTを取り扱うにはウォレットの扱いが難しく感じる場合があります。
ウォレットのシークレットリカバリーフレーズを一度紛失してしまうと、NFTを完全に失うからです。
自己責任で資産を管理する点がNFTの問題点です。
NFTを安全に保管するためのウォレットやセキュリティの知識をアップデートするのは大切ですが、不注意やハッキングにより、NFTを失うリスクがある点もおさえておきましょう。
人々の誤解
NFTは2021年頃から誕生した技術のため、多くの人が
- 真の意味
- 用途
- 価値
を完全に理解していない状態です。
人々の理解度が低いのが問題ですが、これは少しずつ日常でNFTに触れる機会が増えて理解が進めば解消されていくでしょう。
NFTは問題点はあるが解消途中
上記で解説してきたようにNFTには少なからず問題点はあります。
しかしNFTにかぎらずメジャーなサービスでも
- Amazonのサクラレビュー
- 楽天の偽ブランド品
- Twitter(X)の闇バイト
- Instagramのフォロワー買収
といったように問題点はあふれています。
問題が一切ないサービスなんてないよね。
それでも普通に利用してるね。
NFTはたしかに問題点がありますが、世界の天才たちがアップデートしています。
問題点は改善され使いやすくなるでしょう。
「NFTは意味ない」と感じているかたはこちらをご確認ください。
あわせて読みたい
NFTの4メリットとその理由
NFTにはまだ問題点があるのは事実ですが、NFTには次のようなメリットがあります。
- 代替不可能な唯一性
- 誰でも作成・販売可能
- クリエーターのマネタイズ
- 劣化や紛失リスクがない
代替不可能な唯一性
NFTは「非代替性トークン」の意味で、「他のものと替えられない」性質があります。
これまでのデジタルデータは簡単にコピーができ価値がつきませんでした。
デジタルデータをコピー複製できない資産で識別できるため、デジタル資産に価値がつくようになり、状況がそろえば価格上昇も期待できます。
筆者はNFTで最大600万円の含み益を出しました。
無限のモノには価値がつかないけど、有限のモノには価値がつくよね。
ブロックチェーン上の取引は誰でも簡単に見れるのでデータを見ながら唯一無二の資産を所有できます。
誰でも作成・販売可能
NFTのマーケットは基本的にすべて無料でだれでも利用できるように設定されているため、誰でもNFTの
- 作成
- 出品
- 販売
ができます。
NFTの売買に必要なイーサリアム等の仮想通貨を用意したあと、ウォレットに入金します。
NFT売買のプラットフォームにログイン後、販売条件をきめ、作品をアップロードしたらNFT化と出品が完了します。
コインチェックなどで暗号資産を購入できる状態にしておけば数分でNFT化できるんだよ。
ぽちぽちボタンを押すだけ。
NFTには
- イラスト
- 写真
- 動画
- 音楽
といったデジタルコンテンツであれば基本的になんでもNFTにできます。
自分の好きなものや強みを活かしてNFTを活用すればビジネスチャンスもあります。
クリエーターのマネタイズ
アート作品をNFTでリリースすると、偽物が確実に判別できるため著作権などの権利を保護できます。
また、ロイヤリティを設定できるため、転売されるごとに長期的に収益を発生させられます。
- クリエイターの著作権保護
- ロイヤリティで収益発生
そのため、クリエーター自身を中心としたクリエーターエコノミーをつくれます。
これまで多くのクリエーターが資金的に苦労してきましたがこれが解消する可能性があります。
劣化や紛失リスクがない
NFTはデジタルデータでブロックチェーンに刻まれているため(テータを参照する場合はサーバーに保管してある)
- 劣化
- 破損
- 紛失
といった物理的な損害を受けないのが特徴です。
保管のための場所もとらない。
大好きなデジタルコレクションをスマホに入れていつでも持ち運べるね!
物理的な資産であれば自然災害で大幅に資産を失うリスクありますが、NFTならウォレットのシードフレーズがあればどこでもウォレットを復元できる管理のしやすさがあります。
さまざまなジャンルで採用可能
デジタル資産に価値を持たせることができるようになったNFTは
- アート
- ゲーム
- 音楽
- スポーツ
- 卒業証明
- 医療
- 環境問題
といった幅広いジャンルで採用されています。今後も様々な分野で発展するでしょう。
NFTは始まったばかりで、多くの可能性を秘めています。
NFTのゲームで生計を立てる人がいたり、NFTの転売で副業をする人もいます。
下記記事では毎日2000円稼ぐ副業にNFTをあげています。あわせてご確認ください。
NFTの購入方法
NFTの問題点は解消される方向にありましたね。
問題点は自己防衛で解決できるものが多かったよね。
NFTの問題点や不安をかなり払拭できたと思いますので、この項目ではNFTの購入方法をいちから解説していきますよ。
NFTを今から少額で始めておくと将来思いがけない利益を生むかもしれません。
コインチェックに登録
NFTをはじめには仮想通貨イーサリアム(ETH)が必要です。
NFTを購入するお金と手数料(ガス代)が必要なためです。
なので最初のステップとして、コインチェックで口座開設をしましょう。
操作しやすいコインチェックははじめて方におすすめ。
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必要なもの
以下の本人確認書類のどちらかが必要です。
- 運転免許証
- マイナンバー
名前や住所といった基本情報の入力と、スマホでの写真撮影をするだけです。
審査がとおるまで少し時間がかかるので待ちましょう。
イーサリアムを購入
審査が通ったら、さっそくイーサリアム(ETH)を購入していきます。
日本円を入金
コインチェックを起動→「ウォレット」→「入金」。
お金の入金は
- 「銀行振込」
- 「コンビニ入金」
- 「クイック入金」
の3つから選べます。口座名義などの詳細が表示されるのでコンビニのATMやネットバンキングで日本円を入金をしましょう。
5000円くらい入金しておくと存分にNFTを楽しめますよ。
イーサリアムを購入
日本円の入金が確認できたら「販売所」→「購入」にてイーサリアムを選択。
金額を入力指定して購入しましょう。
5000円〜6000円は約0.02ETHくらいの相場感。
MetaMaskを導入
NFTを購入するためにはお金(イーサリアム)とウォレットが必要です。メタマスクの導入方法を紹介します。
メタマスクについてはこちらでも解説しています。
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イーサリアムをMetaMaskへ送金
コインチェックで購入したイーサリアムをMetaMaskに送金していきます。
メタマスクでの操作
MetaMaskで「0x」から始まるアドレスをコピーする。
コインチェックでの操作
コインチェックのアプリを立ち上げる→「ウォレット」→暗号資産を選択→金額を記入→「送金する」を押す。これで送金完了です。
しばらく待ってイーサリアム残高が増えていれば完了です。
Openseaにアクセス
OpenSeaでの操作手順を解説します。
OpenSeaの公式サイトにアクセス
GoogleChromeのブラウザで開いてください。
スマホの場合
- https://opensea.io/ をコピー
- スマホアプリのメタマスクを起動
- 「ブラウザ」に切替える
- URL貼付け→Openseaにアクセス
NFTを購入する
購入したいNFTを探す→「Add to cart」→「Complete purchase」→「View purchase」→「Owned by 〜」のところに自分のアドレスが表示されたり「Owned by you」になっていれば完了です。
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これであなたも念願のNFTホルダーになれました!!
まとめ
NFTはたしかに問題点がありますが、世界中で浸透しつつあり、NFT熱がじわじわ来ています。
少しでもNFTに興味があるのなら、ビッグチャンスを逃さないようにサクッとNFTを始めましょう!
なお、NFTアートを購入するには仮想通貨取引所の口座が必要です。
はじめてなら、多くの人に支持されるコインチェックがおすすめ。
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BitTradeも合わせて登録しておくと便利。
登録無料。予備の口座に最適。
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