この記事で解決できるお悩み
NFTや仮想通貨の違いを調べても専門用語がたくさん出てきて難しいですよね?
- NFTと仮想通貨のちがい
- 利益の出しかたのちがい
を中心に解説していきます。
NFTと仮想通貨はどちらも
- ブロックチェーン上にある
- 利益をあげることができる
点で共通しています。しかし、両者には
- 代替不可能か、代替可能か
- 利益の出しかた
に決定的な違いがあります。
この記事を読めばNFTと仮想通貨の違いがすっきりわかりますよ。
執筆している筆者はこんな人です
2022年7月からNFTを400万円以上購入し、わたしの影響でビットコインを500万円分購入した親を持つ筆者が解説していきますよ。
それは以下で詳しく解説していきますよ。
NFTと仮想通貨FTとの違いを解説
NFTのきほんを解説
NFTは、Non-Fungible Token(ノンファンジブル・トークン)の略で、日本語では「非代替性トークン」(ひだいたいせい)と訳されます。
「非代替性」ってなに?
「換えがきかない」という意味ですよ!
NFTの「非代替性」は
- ひとつしかない
- 同じものが存在しない
ということを意味します。
ピカソの絵画やサインボールをイメージしましょう。
例えば、ピカソが描いた絵の「原画」や有名なプロ野球選手の「直筆サイン入りボール」などは非代替性があるものの一例です。
ピカソの絵や直筆サインボールは物理的なモノなので、世界にひとつしかないということが感覚的にもわかりやすいと思います。
これらは「替えがきかない」資産ですよね?
世の中にたくさん野球のボールはあるけれど、その直筆ボールはオンリーワンです。勝手に交換したら怒られます。
絵画やボールは”現物”だからひとつしかないのは理解できる。
けれど、NFTは”デジタル”だよ。デジタルってコピーし放題じゃん。
ブロックチェーン技術のおかげで、デジタル資産でも絵画やボールみたいに「たったひとつのモノ」を表現できるようになったの。
たしかにこれまで、デジタル資産はコピーし放題で、「替えがききまくる」資産でした。
しかし、ブロックチェーン技術の登場で、デジタル資産でも「替えがきかない」ようにプログラミングできるようになりました。革命です。
ブロックチェーン技術の登場で、コピーし放題のデジタル時代が終わったのね!すごい!
つまり、ピカソの絵やサインボールのように“オンリーワン”や“世界にひとつ”といった「非代替性」の性格をデジタル資産にも帯びさせることがブロックチェーン技術で可能になりました。
NFTの具体的な活用例
NFTで唯一無二のデジタルアイテムを表現できるようになりました。ここでは私たちの生活どういう風に使われたり、活用されるのか見ていきます。
NFTの活用例としては、以下のような分野が挙げられます。
- ゲーム
- アート
- コレクターズアイテム
- NFTプロジェクト(PFPのNFT)
ゲーム
ゲームのキャラクターやレアアイテムの売買などでNFTの活用が考えられます。NFTは、ゲーム内でのアイテムの所有権や希少性を担保してくれます。
これまでの任天堂などがリリースしてきたゲームでは、ゲームソフトごとにその世界が展開されていました。
ゲーム?ポケモンで説明できる?
ポケモンの「マスターボール」で解説するわ。
ポケモンをプレイしたことはありますか?
ポケモンを例にあげると、マスターボールは1つしか出現しない貴重なアイテムでしたよね?
しかし、よく考えると出荷されるゲームソフトの数だけマスターボールは存在します。ゲームをリセットしてゲームを進めれば、再びマスターボールをゲットすることも可能です。
「1個しかない」と言いながら、世界には数百万個のマスターボールが存在しているわけです。
ここでNFTを活用してみましょう。
NFTならマスターボールが本当に世界に1個しかない状況をつくれます。
たとえば、ポケモンのゲームを普通にプレイしている状態ではマスターボールはゲットできない設定にします。ここで、ポケモンの対戦大会などで優勝した人にだけNFTのマスターボールを進呈するんです。
プロ野球選手の「サインボール」と同じくポケモンの「マスターボール」も
世界に1個しかない状況になるわ。
サインボールは数百万円の値段が付くことがありますが、同様にマスターボールにも値段がつくと思いませんか?
NFT技術を使わないとコピーし放題なので価値はつきませんが、NFT技術をつかうとコピーができないので唯一無二の超限定品をつくることができるんです。
他のゲームで「伝説の剣」みたいな、世界にひとつだけの剣をつくることもできる?
できるわ。どんな敵も1撃で倒せる「伝説の剣」なんてカッコ良すぎる。
そのゲームのプレイヤーが多ければそのNFTの金額は高騰するに違いないでしょう。
こういうふうにゲームにおいてNFTの活用はとても相性が良いんです。ブロックチェーンゲームやWeb3ゲームと呼ばれるものはNFTを活用したゲームです。ぜひ遊んでみてください。
NFTゲーム
資産性ミリオンアーサー(LINEチェーン)
Illuvium(イルビウム)(イーサリアムチェーン)
ビジネス・ブランド
有名企業がNFTの分野に進出しています。今後さまざまな企業がアナログとデジタルの分野を複合的にしたビジネスを展開していくでしょう。
みんなが大好きなブランドもNFT出してるのよ!
気づかないところで「実はNFTが使われていた」みたいな世の中になりそう!
ルイ・ヴィトン
スターバックス
アディダス
コレクターズアイテム
「NBA Top Shot」はバスケットボールリーグNBAの試合映像をNFT化したトレーディングカードです。このように人間のコレクション欲を刺激するようなアイテムもNFTと相性がよいでしょう。
現在、ポケモンカードは物理的な紙のカードですが、いずれはNFTのデジタルカードに移行していくのではないかと思われます。紙だと劣化など保管や真贋の鑑定の問題がありますが、NFTなら保管が楽で、コピーかどうか鑑定する必要がない(コピーできないので)ので偽物を買ってしまう問題からも解放されます。
NFT技術が普及すれば、ポケモンカードもデジタルになる日が来そうね。
NFTプロジェクト(PFPのNFT)
2021年〜2023年にかけて、TwitterやInstagramといったSNSのプロフィールのアイコンでつかいやすいNFTコレクション(PFP:profile pictureの略)が人気になっています。
世界的にCryptopunksやBoredApeYauchtClub(BAYC)は有名です。Cryptopunksは最高額27億円で取引されたり、BAYCは最安値で4000万円になったことがあります。
このお猿さんの画像、ニュースで見たことある!
こういったNFTプロジェクトのNFTは、Discordというコミュニケーションアプリで各コミュニティに参加する際にNFT保有者でないと参加することができない、会員証の役割を果たしたり、特定の仮想通貨を無料で配布される権利になったりとさまざまな機能・役割を果たします。
現在日本で最も有名なNFTプロジェクトはCryptoNinjaPartners(CNP)とLive Like A Cat(LLAC)です。
CryptoNinjaPartners(CNP)は忍者をモチーフにしたオリジナルのキャラクターを展開するプロジェクトです。ポケモンやアンパンマンのように多くの人に愛されるキャラクターをNFTを活用して広める活動をしています。
Live Like A Cat(LLAC)は、猫のようにもう少し、気楽に生きませんか?ライフスタイルを見直しませんか(アップデート)というライフスタイルブランドです。
NFTの特徴
NFTは、替えが効かない(非代替性)資産でしたよね。NFTの特徴は、大きく分けて以下の4つが挙げられます。
- ひとつしかない<唯一性>
- 持ったり、売買できる<所有・取引可能性>
- 相互互換性
- プログラマビリティ<スマートコントラクト>
などの特徴があります。下記でくわしく解説していきます。
ひとつしかない<唯一性>
NFTは、1つとして同じものが存在しない「非代替性」のトークンです。
これは、NFTがブロックチェーン技術を使って発行された際に、固有のIDやメタデータが付与されることで、他のトークンと区別できるようになることを意味します。この唯一性により、NFTはデジタルアイテムに希少価値を与えることができます。
NFTはコピーできるから価値がない?
よくNFTの画像はコピーできるから価値がないといわれます。
たしかに画像はコピーできます。
しかしNFTの本質はブロックチェーンに刻まれているプログラミング情報です。
NFTの画像はプログラミングの情報を人が見えるように表面上で可視化しているにすぎません。
見た目の画像をjpegやPNGで保存できることと、本質のプログラミング(Solidty)を混同しないように注意しましょう。
ブロックチェーンのプログラミングは決してコピーして改ざんすることができないものなので、NFTは唯一性があると断言できます。
ブロックチェーンの内容を改ざんするには50%アタックが必要なんです。
計算する電力に数十億円もかかるんでしょ?しかも成功するかわからない。それだったらたくさん美味しいものたべるわ。
持ったり、売買できる<所有・取引可能性>
NFTは、ブロックチェーン上で所有権や取引履歴が明確になるため、安全かつ簡単にデジタルアイテムを所有したり、売買したりすることができます。デジタル資産でありながら、物理的な資産のように売買や交換ができるんですね。
相互互換性
NFTは、Ethereumというブロックチェーン上で主に作られていますが、他のブロックチェーンでも作成や流通が可能です。また、NFTはERC721やERC1155などの標準規格に基づいて作られているため、異なるプラットフォームやサービスでも互換性があります。これにより、NFTは様々な分野やアプリケーションで利用できる柔軟性を持ちます。
プログラマビリティ<スマートコントラクト>
NFTは、スマートコントラクトというプログラムを使って作成されているため、自由に取引時の条件や報酬を設定して、プログラムが勝手に動くように設計することができます。このプログラムも改ざんすることはできないので、一度設定すると必ず指定した状況や条件になると稼働・発動することが約束されるのが特徴です。
普通の絵画なら売ったら、これ以降作者に報酬が発生することはないけれど、
NFTなら作品が売買されることに10%報酬を還元する、みたいにプログラミングすることが可能なのね。
例えば、NFTが売買された時には約定金額の10%をロイヤリティとして特定のウォレットに送金することを設定すれば、NFTが売買されるたびに永久的に収益をあげることが可能になります。また、日中と夜間でNFTの画像が変化するような仕掛けをしくむことも可能です。
仮想通貨FTのきほんを解説
仮想通貨は代替性トークン(FT)(読み:エフティ。Fungible Tokenの略)と呼ばれています。これは、仮想通貨が同じ価値を持ち、交換することができる「代替可能」なものであることを意味します。
NFT=ノン・ファンジブルトークン=非代替性、
FT=ファンジブルトークン=代替性よ。
代替性とは?
例えば、お金や市販品・工業製品は代替性があるものの一例です。
いま、あなたのお財布に100円玉はありますか?
その100円玉とあなたの友達の持っている100円玉とに違いはありますか?
交換したときに「交換しないで!」と喧嘩になることはありませんよね?
前月もらった20万円の給料と今月もらう20万円の日本円は同じですよね?
代替可能な資産(すり替えても問題がない資産)だから代替性トークン(資産)と呼ばれるんです。
コンビニでポッキーを買ったときに、手前に置いてあるポッキーとその後ろに置いてあるポッキーに違いはありますか?
同じ規格のネジならどのネジも同じ値段で、同じ役割を果たしますよね。
ブロックチェーン技術をつかって代替がきく資産として利用されるのがFT(代替性トークン)です。
代表例は仮想通貨です。
代替性資産のうちアナログなものがポッキーで、デジタルなものがFT(仮想通貨)なのね。
トークンって実はよくわかってないの、教えてください!
トークンとは?
トークン:ブロックチェーン(インターネットのようなもの)における数字や文字。
個別識別番号をイメージするとよいかもしれません。
非代替性トークン(NFT):替えがきかない個別識別番号
(例)学校の出席番号1番の相澤さん、5番の大谷さん、10番の小林さんは別人です。
→1番から10番の人それぞれの個別識別番号が別の人(モノ)で替えが効きません。
代替性トークン(FT):替えがきく個別識別番号
(例)100円玉が10枚積み重ねてあるとき。一番下の100円玉、下から5番目の100円玉、10番目の100円玉は同じモノです。
→10枚の100円玉は1〜10という個別識別番号は与えられているものの、どれも替えが効きます。
少しむずかしい内容になるけど解説するわね。仮想通貨にはERC20規格(読み:イーアールシートウェンティ)が使われているの。イーサリアムブロックチェーン上で通貨のように使われるトークンの規格であり、同じ種類のトークンは価値や機能が同等で交換可能。仮想通貨はこのERC20規格が採用されているんですよ。
仮想通貨の具体例
仮想通貨ってよく聞くけれどビットコインのこと?
ビットコインは仮想通貨の1つね。実はビットコイン以外にもたくさんあるのよ。
その数なんと10,000種類以上!!
そそんなにあるの⁈ 仮想通貨=ビットコインだと思ってた(汗)おすすめを教えて~
ビットコインは仮想通貨で最も有名で時価総額も一番大きいです。
ビットコイン以外の仮想通貨のことをアルトコインと呼びます。
アルトコインの中で一番有名で時価総額が大きいのがイーサリアム(ETH)です。イーサリアムはNFTを購入するさいに利用されることが多い仮想通貨です。
仮想通貨の具体例
BTC (ビットコイン):世界初の仮想通貨であり、最も時価総額が高く、知名度が高い銘柄です。金融システムを非中央集権化することを目指しています。
ETH (イーサリアム):スマートコントラクト技術によって金融業界を非中央集権化することを目指すプラットフォームです。DeFiやNFTなどの多くのプロジェクトがイーサリアム上に構築されています。
USDT (テザー):米ドルと1対1でペッグされた安定した価値を持つステーブルコインです。仮想通貨市場で最も取引高が高く、流動性を提供しています。
XRP (リップル):国際送金を高速かつ低コストで行うことを目指すプラットフォームです。銀行や金融機関と提携しており、実用性が高いとされています。
DOGE (ドージコイン):もともとはジョークとして作られた仮想通貨ですが、有名人やSNSなどの影響で人気が急上昇しました。犬のキャラクターがトレードマークです。
NFTと仮想通貨の違い まとめ
NFT | 仮想通貨 | |
特徴 | 非代替性 | 代替性 |
具体例 | ゲーム、ビジネス、PFP系NFTなど | ビットコイン、イーサリアムなど |
利益の出しかた | トレード、自分で販売する | トレード |
楽しみかた | コミュニティなど | 特になし |
規格 | ERC721など | ERC20 |
NFTと仮想通貨の利益の出しかた・楽しみかたの違い
つぎは利益の出しかたを解説していきますよ。
NFTと仮想通貨で儲かるか教えて!
ずいぶんストレートね。みんな大好きなお金の話と、楽しみかたも話していくわ。
NFTの利益の出しかた
NFTで稼げるなんて話をききませんか?
可愛い画像のNFTで稼ぐの楽しそう。
NFTで利益を出す方法には、主に以下の2つがあります。
- NFTの購入と売却(トレード)
- 自分でNFTを作成して販売する
それぞれ詳しく説明していきますよ。
NFTの購入と売却(トレード)
NFTは、OpenSea(読み:オープンシー)などのNFTマーケットプレイスで購入・売却のトレードをすることができます。NFTの価格はさまざま要因で変動します。そのため、購入したNFTの価格が上昇したタイミングで売却すれば、利益を出すことができます。
特定のNFTプロジェクトが盛り上がっている場合、一番安いNFTを購入して、数時間〜数日経って、価格が上昇した時に売却すれば短期で比較的簡単に利益を出すことが可能です。株式の売買をしたことがある人ならすんなり習得できるとお思います。
NFTの取引や転売で利益を出すためには、以下のようなポイントに注意しましょう。
- フロアプライスと出品率(リスト率)に注目する
- NFTのトレンドをチェックする
- NFTのアローリストを入手する
- NFTの手数料や税金を考慮する
フロアプライスと出品率(リスト率)に注目する
NFTを売買する時に注目する指標はいくつかありますが、特に重要な2つの指標を紹介します。
フロアプライス
NFTコレクションの出品最低価格のことです。売り手が値段を設定します。
「フロア=床=最も安い価格」と覚えましょう
様々な指標の中でとくに重要な指標。
いくら出せばすぐそのNFTを購入できるか?の買い手側の判断資料になるとともに、売り手側からみてもすぐにいくらで現金化(換金)できるか?の指標として利用されます。
株式のトレードでいうなら成行価格に近い指標。フロアプライスの変化を時系列でおうことによりNFTプロジェクトの人気度の推移や将来性を予想するために使われます。
ジェネラティブ・コレクションの場合はNFTの画像が1枚1枚異なる場合があります。好きな画像のNFTを購入したい場合は、フロアプライスを無視してフロア以上の金額を出して購入することも可能です。珍しいアイテムをもったキャラクターの画像などレア度が高く人気なものはフロアの何倍もの値段を付けることもあります。
言うまでもありませんが、フロアプライスは高いほど良いです。
出品率(リスト率)
NFTの出品数を示す指標です。出品数/総数 の割合。
リスト率が低いのはこのNFTを持っておきたい意思表示になります。
リスト率が高いと、もういらないの意思表示になります。リスト率が上昇すると、フロアプライスも低くなります。リスト率は低いことは、供給を絞っていることになるため、フロアプライスが上昇します。リスト率は低いほど良いです。
NFTのトレンドをチェックする
NFTは、ブロックチェーン技術を用いた最新技術です。この技術を使った新しいNFTプロジェクトやサービスは徐々に拡大し、多様な分野で活用されています。NFTの市場動向やトレンドを常にチェックして先行者利益をとることで稼ぐことができます。
2023年時点ではNFTといえば、ジェネラティブコレクションを活用したキャラクタービジネスを展開するNFTプロジェクトが盛り上がっています。TwitterやDiscordなどのSNSで情報収集して最新の情報を入手することで市場動向やトレンドを肌で感じながらチェックすることができます。また、フィジカルで交流(実際に会う)できるイベントに参加することでもリアルな意見や情報を入手することができます。
ふるさと納税の返礼品でNFTを送ったり、TOEICのスコアをブロックチェーン技術を活用して証明するなど、日常生活にもNFTやブロックチェーンが浸透しつつあります。そのためニュースや新聞などをチェックする際にもアンテナを張っておくと最新のトレンドを知ることができます。
NFTのアローリストを入手する
NFTのアローリストを入手してミント(フリーミント・格安ミント)して、NFTを一番最初に手にし、マーケットプレイスで売却することができれば、高確率で利益を得ることが可能です。
アローリストの貰いかたを解説しますね。
まず、欲しいと思うNFTコレクションを見つけて、その公式SNSアカウントやウェブサイトをフォローしておき、最新情報をチェックしておきましょう。
つぎに、アローリストの配布をまちます。NFTのプレセールには、アローリスト(=allow list、アラウリストとも言う)と呼ばれる参加資格が必要な場合が多いです。これは、NFTの発行者が事前に選定したウォレットアドレスやメールアドレスなどの名簿リストで、そのリストに登録されている人だけが参加できる仕組みです。アローリストをもらう方法はそのときどきによりますが、Discordでアナウンスされることがおおいでしょう。
運良く、アローリストをもらったら、ミント日にNFTをミントしたり、お金を決済します。事前に仮想通貨をウォレットに入れておき準備しておきましょう。
NFTの手数料や税金を考慮する
NFTの取引には、ブロックチェーン上での処理に必要な手数料(ガス代とも呼ばれる)がかかります。ガス代は、ブロックチェーンの種類や取引量、混雑状況などによって変動しますが、場合によっては数千円から数万円にもなることがあります。そのため、NFTの取引を行う前に、ガス代の目安を確認し、ウォレットに十分な残高を用意しましょう。
本体価格が200円でもガス代が1000円かかったることもあったわよ。
NFTの取引で利益が発生した場合は、所得税の課税対象となります。所得税の課税対象となる場合の所得区分は、取引の内容によって異なりますが、一般的には雑所得や譲渡所得に区分されます。また、NFTの取引で利用した暗号資産が値上がりした場合も雑所得として課税されます。そのため、NFTの取引で発生した収入や支出を記録し、確定申告を行う必要があります。
自分でNFTを作成して販売する
自分でデジタルアートや音楽、動画などのデジタルコンテンツを制作し、それをNFTとして発行して販売することもできます。デジタル商品なので、Tシャツを作成して販売したりするときよりも、原価がかからないのでコスパが良いと言われることもあります。
自分がクリエーター側になるのね!難しそうだけど。。
自分でNFTを作成・販売して利益を出すためには、以下のようなポイントに注意する必要があります。
- NFTを発行するための技術やツールを学ぶ
- SNSでプロモーションして、認知度をあげる
NFTとして発行するために必要な技術やツールを学ぶ
1個5,000円の作品を30個売れば15万円だね。
絵が苦手な人でもAIで画像生成できるし、旅行で撮った写真を販売することも可能ですよ。
なんかできそうな気がしてきた!
NFTとして発行するために必要な技術やツールを学ぶた必要がありますが、プログラマーでなくても作成できるので誰でも作成可能です。
ドット絵のNFTをリリースする場合には各種アプリの使いかたをマスターして作成します。ジェネラティブ・コレクションを作成する場合には自動で組み合わせを生成できるプログラムを用いて作成します。
NFTを発行したりミントする場合には、ThirdwebやManifoldといったサイトを作成して準備します。普段会社や仕事で使う方は少ないので一から学ぶ必要があります。が、ネットには使い方を解説した記事がたくさんあるので必要な情報を収集して学んでいけば使いこなせるようになるでしょう。
SNSでプロモーションして、認知度をあげる
NFTをリリースする際には熱気がとても重要になります。一般的にリリース直後に値段の高まりがないとプロジェクトはうまくいきません。あとからじわじわいくことは無いと思いましょう。そのためいかに衝動の熱気を作るかがカギになります。ツイッターをはじめとするSNSでプロジェクトの認知度をあげます。ほかのNFTプロジェクトのNFT保有者にアローリストを配布するなどするのも有効です。
プロジェクトの運営方針や今後の展開、NFTのコンセプトやストーリー、制作過程などを共有することで、ファンをつくりましょう
NFTの楽しみかた
現在日本で最も有名なNFTプロジェクトはCryptoNinjaPartners(CNP)とLive Like A Cat(LLAC)です。
CryptoNinjaPartners(CNP)は忍者をモチーフにしたオリジナルのキャラクターを展開するプロジェクトです。現在進行形で、キャラクターが生み出せれています。ラフォーレ原宿でイベントを開いたり、スマホゲーム「バーニンウォーズ」がリリースされるなど、CNPをつかって楽しむことができます。
Live Like A Cat(LLAC)は、ライフスタイルのアップデートをコンセプトにしたライフスタイルブランドです。渋谷パルコでポップアップストアや静岡でアート展を開催して成功しています。オンラインショップ「またたび屋」ではオリジナルの公式グッズを販売しています。
これらのプロジェクトのNFTをもち、自分も当事者になって盛り上げていくのは非常に楽しいです。仕事とは別に、何かを作り上げていく一体感をぜひとも体験していただきたい。盛り上げていくことで自分のもっているNFTの価値が上がっていくのも次世代の面白い体験です。
これからさまざまなNFTコミュニティが乱立することでしょう。ひと足先に参入することで大きな利益を取れることでしょう。
おすすめのプロジェクトは上記のCryptoNinjaPartners(CNP)とLive Like A Cat(LLAC)です
仮想通貨の利益の出しかた
- 短期トレード
- 長期ホールド
短期トレード
仮想通貨は値動きが激しいのが特徴です。
数日で金額が2倍・半分になることも珍しくありません。
そのため、短期トレードすることが可能です。
株式でも同じことが言えますが、短期売買は非常に難易度が高いので注意が必要です。
長期ホールド
ビットコインは長期的にみると値上がりが期待できる仮想通貨なのはご存知ですか?
2024年から半減期という値上がりが期待できる4年に一度のイベントが控えています。ビットコインをマイニングしている人に対する報酬が半分になるため、ビットコインの供給がへり、その影響でビットコインの価格が上昇しやすくなるイベントです。正確にいつ発生するかは不明ですが、2024年の春頃から開始すると言われています。安い時期にビットコインを購入して仕込むことで将来大きな値上がりを経験することができるかもしれません。
長期にわたりホールドする場合は、思考停止で買い足していくだけでOK。一部の取引所では投資信託の積立設定のように積立設定することもできるので定額を買いましていくことでドルコスト平均法で投資することが可能です。
仮想通貨の楽しみかた
仮想通貨はあくまで”お金”なのでとくに楽しむ要素はありません。
SNSで特定の仮想通貨銘柄を推しているアカウントがあるので、そういったインフルエンサーさんをフォローしてコミュニケーションをとる楽しみ方はあります。
NFTの始め方・購入方法
NFTが活用されている具体例を紹介してきました。どのNFTの活用事例に興味が湧きましたか?NFTの購入方法を解説していきますね。
NFTの購入方法は、以下のようなステップになります。
仮想通貨取引所に口座開設をする
NFTの購入には、仮想通貨(暗号資産)が必要です。そのため、まずは仮想通貨取引所で口座開設を行い、日本円やビットコインなどで仮想通貨を購入します。NFTの購入には、主にイーサリアム(ETH)が使われることが多いので、イーサリアムを購入することをおすすめします。
コインチェック公式サイトへ
ウォレットを作成する
ウォレットとは、仮想通貨の資金管理を行う財布のようなものです。NFTの購入には、MetaMask(メタマスク)がおすすめです。
メタマスクの操作を解説
取引所からウォレットに入金する
次に、取引所で購入した仮想通貨をウォレットに入金します。この際には、取引所からウォレットへ送金する手数料(送金手数料)がかかります。また、送金する際には、間違えて別のアドレスに送金しないように注意してください。
OpenSeaにログインする
NFTマーケットプレイスとは、NFTの売買ができるサイトです。最も有名なのはOpenSea(オープンシー)です。MetaMaskと連携してログインすることができます。
NFTコンテンツを購入する
最後に、気に入ったNFTコンテンツを購入します。購入時には、NFT自体の価格だけでなく、手数料(ガス代)も必要なので余分めにお金を用意しましょう。ガス代は、イーサリアムのネットワークの混雑具合によって変動するので、注意してください。
仮想通貨の購入方法
仮想通貨の購入方法を解説していきます。
仮想通貨取引所に口座開設をする
NFTの購入には、仮想通貨(暗号資産)が必要です。そのため、まずは仮想通貨取引所で口座開設を行い、日本円やビットコインなどで仮想通貨を購入します。NFTの購入には、主にイーサリアム(ETH)が使われることが多いので、イーサリアムを購入することをおすすめします。
コインチェック公式サイトへ
NFTに関する税金や法律問題
NFTの売却益にかかる税金や著作権との関係などを解説します。
NFTの売却益にかかる税金や著作権との関係などは、以下のようになります
NFTの売却益にかかる税金
NFTの交換や売買によって利益を得た場合、基本的には暗号資産と同様に雑所得として課税されると考えられます(諸説あり。自己責任でおねがいします。)
雑所得は、年間20万円を超える場合に確定申告が必要になります。雑所得の税率は、所得税と住民税を合わせて累進課税でカウントされます(5%~55%)。
NFTの取得価格や売却価格は、暗号資産で決済された場合でも、日本円換算で計算します(暗号資産の金額×取引時レート)。
NFTの評価価格は、
- 購入した場合は購入価格
- 自作した場合は製作費用
- 贈与された場合は贈与主の購入価格(諸説あり)
で算出します。
NFTの売却益は、売却価格から取得価格や手数料等を差し引いた金額です。
NFTの売却損失は、他の雑所得と相殺できますが、繰り越し控除はできません。
まとめ
この記事では以下のポイントを解説してきました。
この記事で解決できるお悩み
NFTは、ブロックチェーン技術によってデジタルデータに唯一性や所有権を証明できる技術です。NFTは、仮想通貨とは異なり、代替不可能なトークンであり、それぞれが独自の価値を持ちます。NFTは、ゲームやアートなど多様な分野で活用されており、取引しやすく互換性もあるという特徴があります。また、NFTにはユーティリティやメンバーシップなど新たな価値を提供できる可能性もあります。NFTは、デジタル世界を支えるテクノロジーとして発展が期待されています。NFTに関心がある方は、NFTの作成や購入、投資などを試してみると良いでしょう。